超音波検査 検査説明

超音波検査の検査説明について


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超音波検査って何でしょう?

 

人が聴くことが可能な音の領域(20Hz〜20kHz)を超える高い周波数の音波を体内に当て、戻ってくる反射波を画像化する検査法です。生体を傷つける恐れのない検査のため、老若男女、妊婦等にも可能な検査であり、必要な場合には、複数回行うことができます。

 

【看護師のスキル】超音波検査の検査説明を適切に行うコツ

 

医師の判断により、造影検査が行われる場合があります。使用する造影剤は、レボビストやソナゾイドなどで、静脈注射での投与となります。ほかの投影検査と比較して副作用が少なく、安全です。

 

また、厳密な前処置が必要な場合が多いです。検査部位の表面に検査用のゼリーを十分に塗布して実施します。検査に要する時間の目安は、腹部で20〜30分、血管では、腎が30〜40分、頸部が30〜40分、四肢が40〜50分、乳腺で20〜30分(+マンモグラフィーの場合は1時間〜1時間半)、造影は1時間です。

 

 

■検査でわかること
各臓器の形態、病変の有無、位置及び形状・状態などの質と量の診断が可能です。また、血流情報をとらえることも可能です。ただし、超音波が通過しない骨組織、肺など気体を含む組織、厚い脂肪層などには、不向きです。主な適応臓器・疾患は次のとおりです。

 

  1. 心臓 心臓弁膜症、虚血性心疾患、心筋症、心膜炎、大動脈疾患、心臓腫瘍、血栓など
  2. 腹部 肝臓(肝硬変その他)、胆嚢(胆嚢がんその他)、膵臓(膵炎その他)、腎臓(腎臓がんその他)、

    膀胱・尿管(膀胱腫瘍、尿路結石など)、卵巣(卵巣がんその他)、子宮(子宮筋腫その他)、
    前立腺(前立腺肥大その他)、その他(腹部大動脈瘤、リンパ節腫大、腹水など)

  3. 体表 甲状腺(甲状腺機能亢進症など)、乳腺(乳腺腫瘍、乳腺炎など)

 

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検査説明で伝えるべきこと

 

<検査前>

 

  1. @基本的には、同一体位での検査となるが、例外的に患者さんの協力が必要な場合があることと、検査に要する時間を伝える。
  2. A上腹部(肝臓、胆嚢、消化管など)は、午前の検査であれば、前日の23時から絶食、午後の検査であれば、当日の9時から絶食です。甘味のある飲料は避け、水やお茶を摂る。下腹部の検査では、検査2〜3時間前から水分を摂取し、検査終了まで排尿を我慢してもらいます。その他の部位については、特に食事制限はない。
  3. B内服薬については特に止める必要はありません。ただし、糖尿病薬に関しては、低血糖のリスクが生じるので、医師の指示を確認します。

 

 

<検査中>

 

  1. 検査室内は暗く、絶食や脱水症状みよって、患者さんがふらつかないように、転倒したりしないよう注意します。
  2. 体位保持が苦痛なような場合は、早めに知らせること。尿意が我慢できないときも必ず伝えるよう説明します。

 

 

<検査後>

 

次の検査予定を確認し、飲食制限がなくなったことを知らせます。

 

患者さんからの質問に、「超音波造影は、どんなときに行われるのか」があります。

 

主に血流情報の評価・判定に実施されます。超音波検査では、生体内での診断に十分な画像が得られないときに造影剤を使用します。生体を傷つけない新しい検査法です。この造影剤は、副作用が非常に少ない。しかし、病変の全体像の把握はCTやMRIに劣ります。



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