医療崩壊の4大要因とは?

医療崩壊の4大要因とは?


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貸し剥がしに追い打ちをかけたのが国立大学の独立法人化だ。大学病院はこの独法化によって補助金(収入の2%分)をカットされ、医師育成費用の節約によってこの部分の穴埋め行い始めた。このために既に別の病院に派遣されていた医師の大学への呼び戻しが起きたのだ。

 

大学医局の派遣する医師に人材の確保を頼り切っていた行政や医療機関にも問題点はあるが、医師(特に勤務医)の絶対数が不足している状況で専門科や病院が閉鎖するのは仕方のないことだ。

 

医療崩壊の4大要因とは?

 

医師不足による医療の崩壊の原因は以下の4つであると考えられている。

 

  • 1.大学病院の補助金をカットする独法化の実施。経費節減のための医師の貸し剥がしによる「貸し剥がし=型サボタージュ」
  • 2.医師数の不足を背景として1人の医師が過重な労働を行い勤務医の辞職につながってしまう「立ち去り型サボタージュ」
  • 3.医局が崩壊することによる「貸し剥がしー型サボタージュ」
  • 4.特に産婦人科や小児科、外科において患者等からの訴訟を嫌って開業医に転職する「転向型サボタージュ」

 

女性医の活用が医師不足の対策として着目されているが、この手法によって抜本的な解決が図られるわけではない。じょお性医師の比率が若い世代において高まってきているが、出産や子育てに対する支援の体制は十分とは言えず、40歳以上の女性医師が復職を希望してもできなかったという事例が多くあるからだ。

 

現状がそのまま放置されれば女性医師の復職率の低迷や団塊世代の勤務医の大量退職などによって、医師数の不足という問題がより深刻化するのは間違いない。

 

小児科や産科、外科や麻酔科など、医師数の不足が問題となっている診療科では若い女性医師の比率が高くなっており、これらの診療科の労働環境を改善する策はいち早く講じなければならない。以後は医療崩壊のにおける医師の不足の問題により深く着眼して掘り下げていく。



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