看護師業界について

看護師業界について記事一覧

医師不足の現状について

フジテレビ系で2008年の7月にスタートしたコード・ブルーが20%を超える視聴率を記録し(ビデオリサーチ調べ)、Tomorrow(TBS系)も16.8%の視聴率を記録し、上述のコード・ブルーに次いで高い数字を記録するなど、医療系の社会派ドラマが人気を博しています。医療への関心の高まりが現れているとも...

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医療崩壊の4大要因とは?

貸し剥がしに追い打ちをかけたのが国立大学の独立法人化だ。大学病院はこの独法化によって補助金(収入の2%分)をカットされ、医師育成費用の節約によってこの部分の穴埋め行い始めた。このために既に別の病院に派遣されていた医師の大学への呼び戻しが起きたのだ。大学医局の派遣する医師に人材の確保を頼り切っていた行...

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医師臨床研修制度の副作用

欧米の先進国と比較して、我が国の医師数が圧倒的に少ないのは周知の事実である。OECDが2007年に発表したデータによれば、我が国はトルコ、韓国、メキシコに次いで医師の不足している国となっています。また、100病床あたりの病院従事者数については、2003年に時点で英、米、独、伊の4か国の平均数が439...

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地域医療における非常勤禁止の意味とは?

大学の医局に依存してきたこれまでの医師教育は、総合医よりも研究のできる医師や専門医を高く評価してきました。こうした状況を解消するために厚労省は医師の総合的臨床能力の向上を目指し、2004年に医師臨床研修制度を導入しました。しかし、この制度は功を奏するどころか地域医療に対して大変な副作用をもたらすこと...

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医師の名義貸しが果たす意味とは?

実際のところ、医師の名義貸しは僻地の病院にとっては必要不可欠なのです。様々な職業に同様のことが言えますが、僻地への勤務を希望する若者は殆どいないのが現状で、恒常的な医師不足を抱えているのが地方の病院なのです。その反面、県庁所在地をはじめとした都市部に位置する大病院には、若い医師が腕を磨くために集まっ...

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医師不足の構造的問題とは?

医師の偏在化という厚生労働省の主張が真実であるならば、そうした問題は地方においてしか起こり得ないはずなのに、全国的に指摘が挙げっているということは医師の数が不足しているということの証明になる。こうしたことを受けて、2008年の6月17日に開かれた閣議後の記者会見において当時の舛添厚生労働大臣は、97...

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日本の医師不足に対する国策について

厚生労働省は自らの論を補強するため、詭弁とも受け取れる奇怪なキャンペーンを行っている。7700人が毎年医師の資格を所得し、退職者を考慮に入れても年間で3500人から4000人は増加しているため、医師の数は近い将来に過剰になるというのだ。厚労省の医療動態調査では、我が国の医師免許所得者は05年の統計で...

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医療費亡国論の弊害とは?

1970年代に起きた医学部の大量新設に関連して起きてきたのが医師過剰論議である。戦後の大幅な人口増や無医村の解消を目的に政府は、1970年から1979年までの間に34の医学部を新しく設置した。前身の医師養成機関を持たないのがこの時期に新設された医学部の特徴で、他の大学に全面的に人材の依存をしていたが...

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勤務医の負担が増え続ける現状

多くのメディアによって病院勤務医の過酷な労働状況が報道され、広く一般の国民にも理解が広がってきた。つい最近まで医療ミスや医療過誤といったニュースに「医師には良心があるのか」と批判していたのがまるで嘘のようだ。週平均で70〜80時間もの勤務を強いられているのが、現在の病院勤務医の実情である。こうしたこ...

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「メディカルクラーク配置」と「スキルミックス」

資格を持ったメディカルデクレタリ(メディカルクラークに当たる)がカルテの作成を行うのが米国のケースで、医師が診療の合間に書く我が国とは大きく異なる。米国では、医師は移動中などに患者の所見などを録音するためにICレコーダーを持ち歩いている。自分のポストにこのデータを入れておけば、後はメディカルデクレタ...

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急速な高齢化と医療の対応の立ち遅れ

医師数の不足を解消するための、現実的な方法とは何だろうか。昨今では、「勤務医から開業医へ」という流れに、規制を設ければよいのではないかという議論が持ち上がっている。医師が病院から逃げ出して開業するから、勤務医不足に陥ったのだという分析であるが、こうした論調はあまりに乱暴である。ある医療ジャーナリスト...

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医療を増やしても不足は解決されない

医師の数を増やすということは、医師数の不足を解消する上で必要不可欠なことだが、現在の制度の下で、ただ単に医師の数だけを増やしたところで、医師不足の解決が根本的に行われるとは考えづらい。医師不足についてその内容にまで目を向けてみると、3大疾患を対象とした医師群はそれほど不足しておらず、本当に不足してい...

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周産期医療の機能不全

ここ数年でマスメディアは産科施設の分娩の取り扱い禁止や産科医数の不足、あるいは産科医の逮捕や妊婦のたらい回しといった、主産に関連する医療問題を連日のように取り上げています。奈良県の橿原市で2007年に起きた、救急搬送先が決まらなかったことで妊婦が試算した問題を受けて、各都道府県の支部に対して日本産婦...

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緊急医療の受け入れ現場で何が起きているか

現在では、出産の大多数を占めているのは正常分娩である。ではなぜ、各県にNICUをはじめとした高度な新生児医療設備を備えた3次施設が必要なのだろうか。実はこの背景には、毎年ハイリスク児が出生全体で約9%生まれているという現実がある。世界の中で最も低い新生児死亡率を、この10年間維持し続けてきたのが我が...

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周産期医療再生の方向は?

仮に現状をこのまま放置しておけば、周産期医療崩壊に歯止めをかけることはできない。戦後から70年近くの歳月をかけて築き上げられてきた、誇るべき我が国の周産期医療を後世に残すにはどうすべきなのか、我々は重大な岐路に立たされている。深刻な崩壊を見せている周産期医療を再建するためには、医師分配の見直しや女性...

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病院の「たらい回し」は、なぜ起きる?

一刻を争うのが、救急患者の治療である事は言うまでもない。いざとなった時には119番の救急車が頼りになるわけだが、命綱ともいえる救急病院による所謂たらい回しが全国的に発生している。病院はなぜ患者を拒むのであろうか。周産期医療と同様に、救急病院にも1次、2次、3次がある。下痢や風の発熱などの軽傷者を扱い...

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病院の「たらい回し」が起こる本当の理由

受け入れ先の病院が決まらず、救急患者を乗せた救急車が次から次に病院を探すことをたらい回しという。消防庁の実施した統計によると、実に2452件にも上るたらい回しが04年から05年の2年間に起きていた。7,8か所の病院から断られるというのはザラである。たらい回しの背景にあるのは医師数の不足や病院の多忙で...

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救急患者のたらい回し対策は進んだか

所謂たらい回しについての深刻なデータが、国会において明らかになった。我が国には約4770か所の救急指定病院があるが、この中で1日で1台未満の救急車しか来ないという病院が1348件に上る。つまりは、救急病院として機能していないということだ。この背景にも、医師不足がある。特に産婦人科において顕著で、その...

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救急医療の政令改正の効果は?

政令の改正が行われたことで、救急は正式な標榜が認められる診療科の地位を得た。政令の改正とともに、調整官(コーディネーター)制度も始まった。この制度は、地元の事情に通じた救急医療の専門医を県単位で毎日、コーディネーターとして設置するというものだ。特に、平日は午後の4時から翌朝の8時、そして休日に5回以...

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患者側のモラルハザードが問われる

フリーアクセス制を特徴としているのが、我が国の国民皆保険制度である。フリーアクセス制とは、どのような症状の利用者であれ、自由に医療機関での受診が行えるというシステムです。このシステムがあるため、本来であれば救急患者や入院患者に対して高度な医療を提供すべき大病院に軽傷の患者が訪れるということ起こってい...

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危ぶまれる勤務医の卒業と流出

医療の現場がこのまま荒廃し続ければ、現時点でさえ少ない医師が国内に去ってゆくということもあり得る。若い医師が医療改革の末に誕生しても、皮肉なことにそうした医師は米国を目指すことも多いのである。勤務医をやめて開業医になる医師がなぜ多いのかという問題を解決するためには、両者の関係を理解する必要がある。そ...

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医師確保に不可欠な高額報酬

国立がん研究センター中央病院(東京)という我が国のがん治療の要となっている施設では、2007年末から2008年の3月にかけて10人の常勤の麻酔科医の内、5人が退職した。麻酔科医という手術の安全管理を支える医師が一挙に半減したことによって、以前までは約20件行っていた1日の手術数が15件にまで減少した...

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コンビニ医療のさらなる助長

地方の病院が抱える問題を解決するのは本来、地方議会が行うべき仕事だが、政府と同様に何らの工夫も見られない。昨今では、小児科医療の無料化が自治体に広がりつつある。これによって、さらなるコンビニ医療の加速化が起こるだろう。後期高齢者医療制度が昨今批判を浴びているが、元はと言えば、老人医療無料化が73年に...

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歯科医の苦境は何を物語るのか?

多くの人の想像の中では、医師はとても裕福な暮らしをしているということになっているだろうが、貧乏に耐えながら職務に当たっている医師が驚くほど多いのが実際のところである。自己破産や廃業、場合によっては借金を苦にして自殺に至るケースもある。完全なる二極化が進んでいるのが、歯科医師業界だ。「ウハクリ」と呼ば...

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患者中心医療の基本とは?

医療が進歩したことや医療に対して、国民が大きな期待を抱くようになったことで、医療に従事する人間の需要はさらに高まっている。外科手術が好例だ。一昔前までは1人の外科医が手術も麻酔も行っていたが、現在では麻酔医の付き添いが必要になっている。しかし、医師全体の養成数を国が制限しながら、麻酔医をはじめとする...

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看護師が不足している背景

患者の安全性は、看護師の数に比例して高まると言われている。医療を専門としている者の間では、看護師の数が不足すれば医療の質や安全性が維持できなくなるというのは常識である。しかしながら、病院看護師数の我が国の数値は欧米の諸国に比べて圧倒的に少ない。100病床あたりの数でみてみると、英米伊独の平均が138...

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