看護師 夜勤

何が恐い、夜勤長時間勤務の落とし穴


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看護師さんであれば、きっと採用面接でも、「夜勤は大丈夫?、残業も普通なんですよ」なんて言われて、有無をいわず日々お仕事に励まれていることでしょう。

 

しかし、これは大変問題があるというのも、あたりまえの事実です。特に慣例となってしまった夜間2交替の長時間は、危険極まりない環境であるといったら、あなたは本当に大丈夫でしょうか。

 

【看護師】長時間の夜勤での落とし穴

 

このような2交替長時間夜勤には、3つの落とし穴があります。それは「安全性」「健康」「生活」という問題です。最初の「安全性」とは、人間の身体は日中で疲労を蓄積するというしくみから来ています。かなり疲れてから、さあ夜勤だというならば、これは疲労に疲労をプラスするものでしかなく、体力も集中力も低下するのは当然であると言えます。

 

ある専門家の研究によれば、夜勤の作業効率は、飲酒運転と同じか、それ以下であるという結果が出ているそうですから、これは恐い。ミスや怪我といったものは自分だけではなく、患者にも恐いものですね。

 

次の「健康」面では、いきなり恐いものから、中、長期的にじわじわとくる恐さの問題まであります。その原因の代表格は疲労の亢進です。夜勤では身体のリズムが変調を来します。さらにメンタルな部分でストレスが多くなります。そのためリズム障害と情動ストレスという障害が発生します。これらの障害は、結構根が深い治りにくいものです。

 

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それは人間の基本中枢である大脳中枢が関与しているためです。単にストレスといっても、このような障害は慢性症状に転移しやすく、中、長期的なストレスが
積み重なると身体のいろいろな部分に病気が出るようになります。例えば、循環器の障害は顕著で、異常な興奮が出たり、血圧や心拍数が乱れる事が頻繁に見られます。健康のバロメーターである睡眠も仕事が終われば爆睡が普通という、実は異常な睡眠になります。

 

爆睡は睡眠中の突然死の要因として知られています。WHOの報告によれば、夜勤と発がん性の因果関係がクローズアップされています。WHOの発がんリスクは5段階に分けられています。夜勤は上から2番目の危険性がある2Aに分類されています。

 

 

この理由として、夜間の人工照明がホルモンに影響を与えるのが原因とされ、抗腫瘍、抗酸化作用のあるメラトニンが減少することにより、女性の性ホルモンのエストロゲンが上昇、乳がんが多発、男性は性ホルモンのテストステロンが上昇する結果、前立腺がんが発症するというもの。

 

昔から夜更かしは良くないというのは、ちゃんと根拠があるのです。最後の「生活性」の恐い要素とは、日勤に比べて生活時間のずれがあたりまえとなってしまうことです。人間の生活では絶えず行動の調節を行っています。

 

これらは、以下といった4つの生活調整として分類されます。

 

  1. これだけはやる
  2. やらない、あきらめる
  3. ためておいて後でまとめてする
  4. 代わりのもので済ます

 

長時間夜勤明けともなると勤務間隔時間は長く設定されるのが普通ですから、気持ちは開放されたすがすがしさがあっても、生活性調整から見れば、何も開放されてはいません。本当は疲れを回復させるために、「眠たい、休みたいなど」気持ちも有る程度疲れてこなくてはならないのですが、明るいとつい気分的に遊んでしまい休息を怠ってしまいがちです。

 

夜勤は日勤に比べて疲労回復の時間がかかるのに、このしわ寄せは必ず生活の乱れに進んで行きます。



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