看護師 食べ過ぎ

患者さんに食べ過ぎている自覚がない


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食事療法を行う上で、患者さんがこれまでどのような食生活をしてきたかを知る必要があります。1日何回、何時頃に、誰と、どのような内容の食事をしているかを、できるだけ具体的に話してもらいます。分かる範囲で、前もって1週間の食事記録をつけてもらうのも有効な方法です。

 

ただし、記録があっても、必ず聞き取りは行うようにしましょう。客観的に食生活を見直すことで、「そんなに食べているつもりはない」といっていた患者さんも、実はかなりの量を食べていた事実に驚くこともあります。

 

【看護師の知識】患者さんに食べ過ぎている自覚がない

 

また、患者さんには、「朝食は食べず、昼と夜にたくさん食べる」「コンビニ弁当が中心の食事」「外食が多い」など問題点はさまざまあります。それを頭ごなしに否定せず、まずはどうしてそうなるのかという理由を探るようにします。そのヒントとなるのが、その人の生活スタイルです。

 

1日のタイムスケジュール、仕事内容、家族関係、友人関係など、一見関係なさそうなことが、食生活に影響を及ぼしている可能性があるからです。生活全般の情報を収集し、問題点との関連をみていくことが大切です。確認した内容をもとに、どこをどのように改善できるか、患者さんと一緒に考えるようにします。

 

例えば、外食が多いなら、丼ものではなく、食品数の多い定食にしたり、不足しがちな野菜、海草、きのこ類などを家庭で多く摂るようにするなど、できる方法を探っていきます。

 

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過食の自覚がない患者さんに対しての指導ポイントは次の通りです。

 

  1. 食習慣を確認する。
  2. 栄養過剰であることを認識しているか確認する。
  3. 食事記録などをつけてもらい、実際の食事量を患者さんと一緒に確認する。
  4. 食べ方の工夫を提案する。
  5. 場合によっては、栄養士と一緒に指導を行う。
  6. 定期的に栄養摂取量を確認し、適切な食事療法ができるよう支援する。

 

一口にバランスのよい食事といっても。患者さんには、どのような食事かイメージしにくいものです。各栄養分の適量値を実際の食事に置き換えることは難しいことです。そのため、どんな献立が適しているか、具体的なレシピを提供したり、調理法や素材を変えることでカロリーを減らす方法などを紹介してあげるといいでしょう。
さらに、試食体験などを通して、実際に食べてみて、味付けや仕上がりを体感することで、患者さんだけではなく調理する家族の関心も高まると思います。

 

 

また、日常的にお弁当を持参している患者さんには、月に一度お弁当チェックを行うのもいいでしょう。賢者さんへの説明では、自分が日常的にどのぐらいのカロリーを摂取しているのか分かるように、具体的なメニューや食品を、フードモデルや実物大の写真で見せることも有効です。

 

自分の食生活に取り入れていけるものを提案することで、患者さんやその家族は「これならできる」という自己効力をもてるようになります。この自己効力こそが療養指導にとって大きなポイントです。患者さんが身近に感じられるよう工夫をして説明することが大切なのです。



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