看護師 栄養摂取

食事量をへらそうとして栄養摂取不足になった


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【看護師の知識】食事量をへらそうとして栄養摂取不足になった

 

食事療法の原則は、適正なエネルギー摂取、バランスのとれた食事、規則正しい食事となります。適正なエネルギー摂取とは過剰摂取をへらすだけではなく、
摂取不足の場合も見直しを行わなければなりません。

 

摂取カロリーが極端に少ないと、表面上は血糖値が下がり、コントロールがうまくいっているようにみえますが、実は栄養不足により身体機能が低下し、細胞の働きが衰えて、様々な病気(特に感染症)にかかりやすくなってしまいます。

 

合併症へと進展することも少なくないので注意しましょう。患者さんには、エネルギー摂取が不足しても、体へのリスクが高かまることを十分に理解してもらうことが大切です。その上で、適切な栄養摂取量を示し、どのぐらいの量を食べればよいか、具体的に食品を挙げるなどして確かめ、食事の摂り方を見直すことが必要になります。
実際に食べた献立内容を見ながら、何を加えたらいいのかアドバイスすると、患者さんの安心感へとつながり、よりよい食事を摂ることができるようになります。一番大事なことは、バランスのよい食事を摂ることです。食べ方は、食事回数は1日3回、3回とも同じ程度の食事量にします。一度に多くの食事をとると、急激な血糖値の上昇が生じてしまいます。良好なコントロールのためには、毎日同じ時間に、同程度の食事量を摂取するよう心がけましょう。

 

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また、血糖値が上昇するため、食後すぐに就寝するのは控えましょう。栄養摂取不足の患者さんへの指導ポイントは次の通りです。

 

  1. 栄養不足であることを認識しているか確認する。
  2. 決められた栄養摂取と照らし合わせを行い、何が不足しているかを確認する。
  3. 低エネルギーが続くことによるリスクを確認する。
  4. 記録などをつけてもらい、一緒に振り返りを行う。
  5. 場合によっては、栄養士と一緒に指導を行う。
  6. 定期的に栄養摂取量を確認し、適切な食事療法ができるように支援する。

 

糖尿病患者さんにとって食事療法がなぜ大切かというと、糖尿病は、インスリンの働きが不足している状態のところに、過剰なエネルギー摂取や運動不足といった要因が加わって発症します。中でも過食は、血中のブドウ糖を増加させ、インスリンの作用をさらに不足させることになってしまいます。

 

また、糖尿病を悪化させる因子である、高血圧症や高氏血症、肥満などの原因にもなります。そのため、食事療法は糖尿病治療の基本とされています。その割合は治療全体の半分を占めているといってもいいでしょう。適正なエネルギー量の摂取が、肥満の解消や適正体重の維持へとつながります。

 

それが、インスリン抵抗性の改善につながり、インスリンを分泌する膵β細胞の負担が軽減されるともいわれています。



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