看護師 インスリン注射

インスリン注射のタイミングを間違ってしまう


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【看護師の知識】インスリン注射のタイミングを間違ってしまう

 

指示通りに注射ができる環境なのに、タイミングを間違ってしまうという場合には、初めに患者さん自身が、自分の使っているインスリン製剤が、どのタイプにあたるのか再確認する必要があります。

 

指示されたままに注射を行っているケースでは、順番を勘違いしてしまうこともよくあります。実物を手に取って薬剤名とタイプを読み上げるなど、患者さんと一緒に確認すると同時に、特徴についても理解してもらえるよう説明することが必要です。

 

インスリン製剤は、効果発現時間の違いによって超速効型、速効型、混合型、中間型、持効型に分類されています。打つタイミングはそれぞれ薬剤の特性によって決まっています。これらを組み合わせ、1日1〜2回、1日3回、1日4回以上など、患者さんの病状や生活に合わせて注射を行います。

 

どのインスリン製剤をどのタイミングで注射するのか整理して、薬剤の特徴と結びつけて確認して下さい。その上で、患者さんが自分なりに間違えないようにする方法を考えていくことが大切です。

 

インスリン注射のタイミングを間違わないためのポイントとしては、以下の通りです。

 

  1. インスリン製剤の使用の順番が違っていないか確認する。
  2. 使用しているインスリンの作用・特徴を確認する。
  3. どうしてそのタイミングで注射をするのか、再度確認する。
  4. 低血糖への対応方法を確認し、糖尿病患者用IDカードの携帯を促す。
  5. 経済的負担がないか確かめる。

 

以上のことに注意しながら指導を行うよう心がけましょう。

 

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<インスリン製剤のタイプ>

 

超速効型
作用発現時間は注射後15分以内と速く、最大作用時間は約2時間。1日3回食直前に注射し、血糖値の上昇を抑える。ただし、昼・夕食前には効果が消失し、血糖値の上昇が認められることがあるので、朝または就寝前に持効型を併用するか、中間型を朝と夕(就寝前)の2回併用する。

 

 

速効型
作用発現時間は30分程度で、最大効果は約2時間後。作用持続時間は約5〜8時間。食前の投与で、食後血糖値の上昇を抑える。

 

混合型
1日1回ないし2回しか注射ができない人のために、超速効型あるいは速効型と中間型を混合したもの。作用発現時間はそれぞれの時間となる。作用持続時間は中間型と同程度。

 

中間型
作用発現時間は1〜3時間。作用持続時間はおよそ18〜24時間。朝あるいは就寝前に注射し、基礎分泌分を補う。

 

持効型
作用発現時間は1〜2時間。ピークはなく、ほぼ24時間持続的に作用する。基礎分泌分を補充し、空腹時血糖値の上昇を抑える。注射のタイミングは、患者さんの都合で決めることができる。



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