看護師 拒否反応

拒否反応がありインスリンが導入できない


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患者さんの中には、インスリン療法の導入を提示されると「とうとうインスリンになってしまった」と落胆したり、「インスリンだけはやりたくない」と拒否反応を示す人は少なくありません。

 

【看護師の知識】拒否反応がありインスリンが導入できない

 

その理由としては、以下のようなものです。

 

  1. インスリンに、偏見や誤解がある。
  2. インスリン療法についてきちんと理解していない。
  3. 注射することに不安・恐怖感がある。
  4. インスリン製剤に経済的負担を感じている。

 

など、インスリン療法の導入が糖尿病の悪化を意味し、最後の治療だと思い込んでいることが最大の理由です。この誤解を取り除くことがとても重要で、インスリン治療の第一歩となります。インスリン注射は、一時的な処置としても用いられます。

 

SU薬の長期使用や不摂生などで疲れ弱っている膵臓にインスリンを補充することで、糖毒性を解除し、膵臓の活動を休ませることができます。その間は生活習慣を振り返る良いきっかけにもなると思います。「一時的にインスリン注射を導入して、膵臓を復活させましょう!」といった声がけが大変有効です。実際に、こうした短期間の導入でインスリン療法を外れる人はたくさんいます。

 

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また、高血糖から早く正常域に戻すためにインスリン療法を導入するケースもあります。特に、若年の患者さんの場合、食事療法や運動療法を中心に経口薬療法を組み合わせた治療を継続すると、必然的に病歴が長くなります。その結果、合併症を起こしやすくなり、より厳密な摂取カロリーのコントロールが求められることになってしまいます。どのタイミングでインスリン療法を導入するか、その検討は重要です。

 

 

血糖値を下げるホルモンはインスリンだけなので、食事と運動だけでは血糖をコントロールでない場合は、体外から補充する必要があります。飽食に耐えられない倹約遺伝子を持つ日本人にとっては、インスリンを補充するほうか確実で、体が楽だともいわれています。インスリン療法を導入するにあたり、患者さんはこうしたインスリン治療の必要性を自分の体のこととしてイメージできるように伝えていくことが重要だと思います。

 

また、注射することに恐怖感を持っている患者さんもいます。かつてインスリンの導入を渋る患者さんが、しばらくして「針が嫌いだから」と、話してくれたことがあります。そこで、ほぼ無痛の針を使うことで対応、導入することができました。患者さんの思いを丁寧に聞いて、本当の理由を確かめることが必要です。

 

インスリン療法への先入観や不安などを解消するには、すでにインスリン療法を導入している人達に直接話を聞くことが効果的です。実際の治療談を聞き、小集団による指導によって、お互いがどのように行っているのか、例えば「手技は簡単」「痛くない」など、その実際に触れることでインスリン療法への理解が深まり、抵抗感も少なくなるようです。

 

特に患者さん同士の交流会は、お互いがそれぞれの気持ちをくみ取ることができるので大変有効です。

 

 

インスリン療法を拒む人に対しての指導ポイントは、

 

  1. インスリンに対してどのような思いを持っているか聞く。
  2. インスリンが治療においてどのような位置付けにあるか説明する。
  3. インスリンによる効果を確認する。
  4. すでにインスリンを導入している患者さんと一緒に集団指導を行う。
  5. 患者会などに参加し、他の患者さんの声に触れる機会をつくる。

 

上記ののことに重点を置き、治療導入を目指していきましょう。



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