看護師 経口薬

経口薬の飲み忘れが改善できない


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服薬を習慣化することは難しく、つい忘れてしまうということが多々あります。では、なぜ飲み忘れてしまうのでしょうか。理由をあげてみたいと思います。

 

【看護師の知識】経口薬の飲み忘れが改善できない

 

理由

  1. 飲み忘れることのリスクを知らない。
  2. 経口薬療法自体の特徴を理解していない。
  3. 使用する経口薬の作用を理解していない。
  4. 使用する経口薬の服用方法を理解していない。

 

などなど、様々な理由が考えられます。どのような理由でも、糖尿病薬の服用に関しては飲むタイミングが重要となるので、飲み忘れは大変危険です。危険性を十分伝えたうえで、なぜ飲み忘れてしまうのか、きちんと話を聞きましょう。その場合、患者さんを責めるのではなく、理由を一緒に考える姿勢が大切です。

 

飲み忘れを防止するには、理由を明らかにし、飲み方の工夫へと活かすことが必要です。一番参考になるのが、上手に服薬できている患者さんの工夫の仕方です。外出時の飲み忘れを防ぐために、財布や箸箱の中に薬を入れるという患者さんも実際いらっしゃいます。

 

飲み忘れがなくうまくいっている患者さんの話をアドバイスとして紹介することは、具体的で効果的な方法だと思います。服薬に限ったことではありませんが、「飲まされている」という意識ではなかなかうまくいきません。患者さん自身が「自主的に飲んでいる」「自ら治療に参加している」という意識を持ってもらうことが重要なのです。

 

そこで、万が一飲み忘れてしまった時の対処法をご紹介します。まず、飲み忘れてしまった時に、患者さんが自ら行う対処法を指導しておかなければなりません。食後に服用するビグアナイド薬は、基本的に食後に限らず服用しても問題ありません。食直前に服用して食直後に効果が出現する、あるいは食事と混在して効果を発揮する、速効型インスリン分泌促進薬やα-グルコシダーゼ阻害薬は、食中・食直後までの間であれば飲み忘れに気付いた時点で服用しても大丈夫です。

 

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しかし、食後時間が経過してから服用すると、低血糖症状を起こす可能性があるので、その時は服用しないこと、次回服用時に2回分飲まないことなどを伝えます。薬剤によっては、決められた時間以外に服用したときの弊害があることを、きちんと理解してもらうことが重要です。

 

経口薬の飲み忘れを防ぐために患者さんに対しての指導ポイントとしては、

 

  1. 経口薬療法がどのようなものか理解してもらえるよう説明を行う。
  2. 飲み忘れることで、どのようなリスクが生じるか確かめる。
  3. 他の患者さんの例を取り入れながら、飲み忘れないような工夫を患者さんと一緒に考える。
  4. 使用する経口薬の作用を、服用方法と結びつけながら確認する。
  5. 飲み忘れた時の対処法を一緒に確認する。
  6. 患者さんが自ら治療に参加している意識を持てるような働きがけを継続する。

 

以上のような方法で患者さんに寄り添った方法で服薬指導を行うことが重要だと思います。



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