看護師 中心静脈カテーテル

中心静脈カテーテルの正しい知識を知っていますか?


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中心静脈カテーテルは、抹消からの輸液ルートが確保できない場合や重症患者さんの全身管理、経口・経腸栄養が出来ない患者さんへの栄養剤の投与などを目的として行われます。カテーテルの挿入には、マキシマル・バリアプリコーション(高度無菌遮断予防策)に基づいて医師が行います。

 

ですが、看護師も介助の手順や注意点についての理解が必要です。患者さんにとっては、身体的侵襲を伴い、循環・呼吸機能に関するリスクが非常に高くなりますし、感染症による合併症を引き起こす危険もあるからです。

 

【看護師のスキル】中心静脈カテーテルの正しい知識を知っていますか?

 

なので、管理する看護師が知識を持っていることは、非常に大切でしょう。特に、カテーテルの挿入時には、無菌的操作の遂行や適切な体位の保持、患者さんの全身状態の観察が重要ですね。以下で、注意点を確認するようにしてください。

 

 

挿入前に患者さんの下肢を持ち上げる。

 

穿刺部位を消毒する前に、患者さんの下肢を持ち上げましょう。そうすることで、鎖骨下・頸動脈が怒張し、穿刺しやすい状態になります。さらに、血管を怒張させることで、穿刺時の空気の混入を防ぐ役割も果たします。

 

 

カテコラミン使用時の、ルート交換に注意する。

 

急性心不全や手術後の治療のために、カテコラミンを使用する場合があります。その際には、血中濃度を十分に保つことが重要です。ですから、ルート交換の際には、注意しなくてはいけません。

 

新しいルートを同比率の輸液で満たしてから、使用中のルートをクランプします。そして、新しいルートを接続してから、使用済みのルーツを外す手順を覚えてください。投与の中断が長くなってしまうと、心拍出量や血圧に影響が出るため注意が必要ですね。

 

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ルート交換は週に2回、刺入部の包交は週に1回を目安にする。

 

感染を防ぐためには、挿入部位をなるべく開放しないことが重要です。ルート交換をしすぎると、逆に感染のリスクを高めることになります。ですから、ルート交換は週に2回、刺入部の包交は週に1回を目安としてください。ただし、ルートが損傷した場合や汚れなどを確認した場合には、速やかに交換をしましょう。

 

 

穿刺部位によって感染リスクが異なることを理解する。

 

中心静脈カテーテルの穿刺部位として、内頚動脈、鎖骨下静脈、大腿静脈などがあります。実は、これらの部位によって、感染のリスクは違います。感染発症率が最も低いのが、右鎖骨下静脈です。次いで、内頚動脈となり、最もリスクが高いのは大腿静脈となっています。

 

ですから、長期留置の場合には、大腿静脈は避けるようにしましょう。血栓が形成されるリスクも高くなってしまいます。



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